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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/09/07 

Vol.421 「防音(サウンドプルーフ)」

執筆 院長 小林真哉

楽器やカラオケを趣味としている方々が一度は考えたことがあるものの一つに、時間構わず練習できる環境を身近に置きたいという想いがあります。
楽器の音の大きさですが、ギターやバイオリンの音はパチンコ店内と同じ80~90dB、ピアノは地下鉄の騒音と同じ90~110dBです。
サックスはジェット機並み110~120dBと大音量です。

知り合いのSax仲間は、音楽スタジオを借りて練習したり、楽器可のカラオケルームで練習することが多いようですが、私自身はコロナ禍ではスタジオ・カラオケルームには行けない立場でしたので苦労しました。
私の場合は音量問題だけではなく、技量の問題があるのである程度の仕上がりになるまではとても人様に聞かれたくないので更に困ります。

先日、ネット記事に『爆音OKマンション入居待ち2800人』を見ました。
サウンドプルーフマンション関連の記事でした。
もっぱら都会にあるのですが、大音量のピアノやドラムの演奏も可能な多重防音構造で音や振動の心配なく住むことができるそうです。
基本的に無音ということは生活音もなく人気すら感じないのでしょう。
身近にこのような部屋があればいつの日かとも思いましたが問題はお値段が気になるので調べてみました。
一般的に割高のようですが、賃貸料までの記載はありませんでした。

ただ、Q&Aに年齢に関わるものがありましたので記載してみます。
Q: 60歳以上での賃貸契約はできますか?
A: 原則として、月額収入が月額賃料の2倍以上ある方、または貯蓄額(金融機関の預金)が月額賃料の100倍以上ある方は、入居申し込みが可能です。
皆様、如何でしょうか?

引退して思いっきり趣味のカラオケや音楽をやりたいと考える方々は多いと思います。
このような環境の中でどっぷり、仲間と一緒もいいですね。
年齢を重ねてからは特に『きょうよう(今日用)ときょういく(今日行く)』が大切です。
皆と集まってカラオケしたり楽器練習したりする用が大切です。
敢えて、出かけて皆で交流してお茶を飲みながら過ごすことが良いので、カラオケ教室・音楽教室・踊りの教室・・・など出かけることもお勧めです。

今後も、足助病院はそんな“きょうよう(今日用)”を創造して参ります。

   

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