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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/12/18 

Vol.447 「レイヤー」

執筆 院長 小林真哉

足助病院ブランディングプロジェクトや様々な案件で来客やインタビューをお受けすることが多い私です。
多くの方々が、足助病院・私をリスペクトしてくれて事前に下調べをいろいろして来院してくれます。
其のため、私の対応も基本全力投球です。お互いに相手を知ろうとする面談・インタビューなので一期一会を大切に真剣勝負でいきたいと常々対応しています。
そのような対応をしていると相手方から感謝とお褒めの言葉を頂きます。
人はどの年代・ポジションになっても褒められるとうれしいものです。

あるインタビューで頂いた言葉で私の心は波立ちました。
足助病院の紹介プレゼンを30分ほどした後、相手方のインタビューを90分程お受けいたしました。
通常は60分が多いのですが、他の仕事の都合もあり始まったのが時間外の夕方でしたのである意味、相手次第都合で天井無しです。
一通りの行程が終わり少し歓談タイムとなりました。
インタビュアーから『今日は長時間にわたり詳細にありがとうございました。この情報を元に紙面を起こし、デザイナーとも相談して全力で校正版を仕上げますのでまた、校正作業よろしくお願いします。
ちなみに、院長先生お時間はまだよろしいのですか?』
私はいつものように『まだ何かありますか? 僕はいつでも暇ですよ!』と答えます。
『取材とは関係ありませんが、少し、仕事の仕方・時間の作り方・使い方に関してお話をお聴きしたいです』

私『良いですよ、時間はいくらでもありますので存分にどうぞ』そこから、更に熱心な質問が60分余り続きました。飲み会であれば二次会ですね。
二次会も終わり、別れ際に言われた言葉がお洒落なフレーズでした。
『小林院長! 本当にありがとうございました。先生にお会いでき仕事をご一緒出来てうれしいです。私も職業柄様々な方とお会いしますが、先生は何かが違いますね!』私は満面の笑顔で『何が違うのかな?』と問います。
『先生は、レイヤーが違うと思います』と表現されました。
レイヤー…ね!
「デザインやエディターの仕事をしている方の独特な素敵な誉め言葉だな」と私なりに解釈し人としてより厚い層を重ねていこうと想いを新たにしました。
ん?これって自画自賛しています?確実にしていますね!確信していますね!
また、職員に叱られます。
『院長!謙虚に!』と。
おあとがよろしいようで。

※一般的にレイヤーとは、層、階層、などの意味を持ちます。 事象が階層状になっているとき、構成する一つ一つの階層のことをレイヤーといいます。

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