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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/01/27 

Vol.266  「VじゃなくてK?」

執筆 院長 小林真哉

本日の表題ですが、経済にかかわる用語です。
一般的に業績等が不振の翌年は「“V字回復”をめざしてがんばりましょう」と上層部は激を飛ばします。
我々医療の現場は、非営利組織なので利潤を追求することはありませんが、地域住民の健康管理等を勘案して受診者数等の増加に関わる啓発活動は日々行っております。特にコロナ禍での受診控え、外出制限等は疾患の早期発見治療の遅れにつながりロコモーティブシンドロームの温床になりますので早急な対策が必要です。

そこで、Kですが、経済の世界では急激な業績の悪化から大きく回復する“V字回復”、落ち込んでからの回復ペースが極めて緩やかなことを“L字回復”と表現します。
その中で、“K字回復”とは、急回復するもの(Kの字の上向きの↗線のイメージ)と落ち込みが拡大する(Kの字の下向き↘線のイメージ)ものと二極化する状況を表します。経済面でのK字型の動きは、社会的な分断につながるので注意が必要ですね。

当院でも“K字回復”の上向きの↗線のイメージを描き、日々職員と知恵を絞っています。幸い、当院では個別接種・集団接種等のワクチン事業に積極的に行い同時に、コアな病院紹介も展開したので足助病院の周知度は確実に上がっていると期待しています。従来通り利用していただいている方々には更に想いのこもった医療サービスを届け、初めて当院に触れた方々には当院の風度・想いを感じていただきたいと勘案しています。

ワクチン事業も3回目接種が医療従事者を皮切りに接種後6か月を過ぎた方から順次開始されていきます。接種方法は基本的に1,2回目と同様です。
個別接種・集団接種共に足助病院でご利用になれますのでよろしくお願いいたします。

新しい生活方式の遵守と3回目の追加ワクチン接種の効果でコロナを封じ込め、平穏な日々を取り戻すことを院長としても個人として切望しています。

そして、足助病院で開催することのできる様々なイベント、地域住民の方々と病院職員の交流の機会数が“V字回復”することを切に願うコラムとなりました。
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