表題の「ひこうき雲」はジブリアニメの『風立ちぬ』の主題歌で有名な松任谷由実:ユーミンさんの1973年にリリースされた名曲です。
耳ざわりのいいとても素敵な曲ですが、実際は「友人の死」について歌われていることは御存じでしょうか?一度、じっくり歌詞に耳を傾けてみるといいかもしれません。
私のお気に入りのSaxレパートリーにもユーミンの「やさしさに包まれたなら」「あの日にかえりたい」があります。
天気のいい日には空を見上げてみてください、ひこうき雲がみえることもよくありますね。
今日はひこうき雲からの飛行機雲の観天望気について触れてみます。
まずは、飛行機雲つくられるメカニズムです。以下の2通りがあります。
1:飛行機の排気ガスに含まれる水蒸気が極低温な外気で冷やされて、水滴や氷の粒になるというもの
2:高速移動の飛行機の後方では気圧が下がり空気が膨張して冷却されるため、水蒸気が氷の粒へと変わるというもの
少々、理科の復習してみるのも頭の体操にはいいですかね。
見かける飛行機雲にも2種類あるのにお気づきでしょうか?綺麗な一直線のタイプとふんわり境界がにじんでいるタイプがあるのですよ。
これも、上空の風の状況や大気の湿度の状況を反映しているので今後の天気の予想に有用なのですね。
飛行機雲は氷の粒でできているので、空気が乾燥しているとすぐに周囲の空気と混ざって消えますが、上空の空気が湿っているといつまでも消えないことになります。ここから発生した観天望気があります。
「飛行機雲が長く出来ると雨が近い」
「飛行機雲がだんだん広がると、天気が崩れる」
「飛行機雲がすぐに消えると晴れ」
空を見上げて、飛行機雲を楽しめない時は、水蒸気も少なく、大気が安定していることを意味していますので晴天が続くのです。
さて、今日のひこうき雲は真っすぐ一直線かな?