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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/03/03 

Vol.276  「働いて仕事する!」

執筆 院長 小林真哉

どちらかというと仕事人間の部類に分類されてしまうかもしれない私ですが、留まることのない人がすぐそばに居ますのであまり意識したこともありません。
(いわずもがなの早川名誉院長ですな!)
ん!いやいや、私も早川先生も『仕事人間ではないのです、働くのが好きなのです』ということを敢えて今日のコラムのネタにしてみました。

今年の足助病院のスローガン『らしくあらん』のように、30年のキャリアーの医師として4年目の足助病院長として自他ともに『らしくあり』、“働いていきたい”と想います。
そうなのです、“働いていきたい”なのですね、“仕事していきたい”とは微妙にニュアンスが違うのです。

職員には『また、院長、小難しいことを言い始めたかな?』と思っている輩がちらほら。
要するに仕事をすることと働くことの微妙な違いを理解しているか否かが大切なのです。

“しごと”の“し”は、動作とか行為とかいう意味を表す“為(す)”の連用形で“ごと”は事の意味です。そして、生計を立てるために行う職業を指します。所謂、プロですね。これはとても大切なことで、責任感の源です。
組織内では仕事は事に仕えるつまり個々の役割に仕えることで極めて大切です。

一方の「働く」ですが意味合いとして「傍(はた)を楽(らく)にする動き」
つまり、はた=まわりの人を楽にすることに重きがあり所謂、“想いやり”ですね。

「働く」には「誰のために」という対象があり、仕事には「何をすべきか」という目標があるわけです。だからこそ、「働く」をよく理解して「仕事」に邁進するこの姿勢を理解することが大切なのです。

我々は医療人として“働き”いい“仕事”をして『想い』を皆様にお届けできるように今後も『らしくあらん』と精進してまいります。

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