足助病院コラム

2019.4.1　院長就任以来、『想う医療』を掲げて一年間やってまいりました。
いろいろ仕掛けたなと思う反面、まだ種まきを始めた段階かなと考える今です。
本日掲載のコラムは、2020.4-の新年度で私の初稿となります。
原点に返り、【おもう】〝想う〟を掘り下げてみます。

まずは〝思う〟と〝想う〟の違いです。一般的には〝思う〟を使いますが、
特段に感情を移入する時は〝想う〟を使います。
頭で考えるのが〝思う〟であり、心でその姿を見るのが〝想う〟でしょうか。

【おもう】にはその他にも幾つか漢字があります。

惟う：心を集中してよく考える
憶う：心におもって忘れない
懐う：心にとどめ大切におもう　なつかしくおもい慕う
念う：心の中でじっと考える
意う：心の中でおもいはかる


今後も、『想う医療』の実践を強く〝念う〟精進していこうと〝惟い〟ます。
今まで同様、足助病院へのご支援よろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　第九代　足助病院長　　　小林　真哉